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2012年度理事長基本方針


nakano2.jpg2011年3月11日14時46分、マグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震が発生し、巨大津波及びこれに伴う原子力発電所事故等による、東日本大震災が起こりました。この未曽有の大震災により、戦後という時代区分から3.11以降の災後という時代区分に入ったと云われています。
大震災は、人々の安全に対する基準や人生の価値観を考え直させる転機となりました。また原発事故によって発生した様々な問題は、地域住民の生活、国や地域の産業構造にも大きな影響を及ぼしました。この経験を次代に語り継ぎ、決して風化させる事なく、地域を守る為に糧としていく事が重要です。
明確な展望が見えない中、大勢の人々が不安を抱えています。人々が未来に対し光明を見出す事が出来る未来ビジョンが求められています。これまでのライフスタイルを見直す事により、インフラに留まらず精神的にも復興をしていきます。それにより、現在未解決のエネルギー・食糧・地球温暖化等の諸問題を解決していく事が出来ると考えます。
まちの未来の為に、目先に囚われず長期の展望を立て、景気の浮き沈みに左右される事のない、新たなる「未来の青写真」を大いに議論し、大胆に描かなければなりません。理想のまち実現の為のアクションプランを検討し、復興に向けての着実な一歩を踏み出していきましょう。

安心・安全なまちを創造する為には、自分達の地域が抱える問題を事前に把握し、準備をしておく事が必要です。また、市民が様々な形でまちづくりに参加し、非常時にはそれぞれの役割の中で、地域を守るリーダーとならなければなりません。生活圏を同じくする中で、行政枠を越え共助の精神で、救援や支援活動を行なう必要があります。多くの団体、市民の方々と繋がるネットワークを構築する事で、地域や世代を超えた重層的な絆を築いていきます。
市民全体で、まちづくり運動を展開する事により大きな変化が生まれます。まちはそこに住む人の意識以上には良くならないと考えます。まちに住み暮らす人々の目線で議論し、共通の認識を持つ事が重要です。この地域が抱える問題、そしてまちづくりに関して真剣に考える機会を持ちたいと考えます。人々と共に考える中で、縄文の時代から豊かな文化を形成し、現代までこの地域の人々を育んできた「まちの精神母胎」を見つけ出す事ができるでしょう。
まちの未来を想い「ラブはちのへ運動」の実践として、過去2回の立候補経験を踏まえ「第64回全国会員大会主管立候補」に取り組みます。大会誘致を通じて築く市民、行政、諸団体や全国の青年会議所との連携の強化は理想のまち実現に向けての力強い推進力となるでしょう。この時代、この地域から、我々だからこそ発信する事の出来る大会を目指します。

青年会議所は奉仕・修練・友情の三信条を掲げ活動を行なっています。
我々は青年経済人として社会的責任を自覚し、主体的に行動していかなければなりません。その為には、利他の心や、奉仕の精神等を学ぶ事が重要です。様々な場面を自己の成長の機会と捉え、己を磨く挑戦をする事で地域から求められる人材に成ると考えます。それぞれの職業の技術や知識を活かし、生涯を通じまちづくりに取り組む人材と成るべく修練を積んでいきましょう。向上心ある仲間と議論し、また共に汗を流し活動する事により生涯の友情が育まれます。お互いを思いやり、協力する事で大きな力が生まれます。組織力を活かして我々の活動を広く発信し、より多くの出会いの機会を作る事で、会員拡大と友情の輪を広げていきます。

子ども達が地域に根ざした自分の未来を想像するには、この地域の未来が明るく大きな可能性を持つ事を知る必要があります。大人が信念を持って伝える事で、このまちの為に何かをしたいという志が、次代に引き継がれるでしょう。まち全体で子ども達を育てる為、未来の可能性を信じて、まちを語る大人達の存在が重要なのです。
我々の地域は、子ども達が目を輝かせる感動に満ちています。まちの歴史や背景を知る事で、好奇心が刺激され地域観は大きく広がります。まちで様々な事を体験し、感動を得る事でまちへの愛着心が醸成されます。愛するまちの為に、志を抱いた次代を担う力強い青少年を育成していきます。

永続的に人々が豊かに暮らす為には、自然・風土・伝統・文化等、身近な地域資源の特性を知り、市民の可能性とまちの可能性を結びつける必要があります。まちに住み暮らす人々が、それぞれのテーマを持ち資源を活用する事で、新たなまちの魅力が創出され、まちの賑わいに繋がります。
また、重要無形民俗文化財である八戸三社大祭はこのまちの宝の一つです。おまつりを知り愛する人が増えていくにつれて、まちの宝である三社大祭は更に磨かれ輝きを増していくでしょう。観るだけではなく、三社大祭はどうあるべきかを市民と共に考え、様々な形で参加、支援し活性化させていきましょう。第35回おまつり広場では、三社大祭の魅力に親しみ楽しむ場を市民と共に創り上げます。

来年には新公益法人制度への移行申請期限を迎えます。市民やまちに対し、より公益性が高く信頼感ある事業構築を目指して、これまで公益社団法人格の取得に向け、時間をかけて準備を進めてまいりました。より力強く運動発信をしていく為には、新しい基準に対応し組織も進化しなければなりません。メンバーの一人ひとりが、公益事業を担う責任を強く自覚し、多くの事業に取り組んでいきます。

震災からの復興を目指す中で、変えるべきものと変えてはいけないものがあります。あなたは誰の為、何の為に青年会議所で活動をしていますか。未来を想い、愛する誰かの為に、少しでも自己の向上を願い活動をしているのではないでしょうか。組織のメンバーとして、個人では解決できない大きな問題に挑む事で活動に対する志を貫徹する事となるでしょう。
愛する地域を守る為、次代を想い感動と共感を生むまちづくり活動をしていきましょう。そこから「ラブはちのへ運動」が市民に伝播し、復興の礎を築く原動力となるのです。

【重点テーマ】
☆復興の礎を築く運動展開
☆感動と共感を生む活動の実践
                   
【重点事業】
☆「第64回全国会員大会」主管立候補への取り組み
☆公益社団法人格取得への取り組み
☆組織力を活かした積極的な会員拡大
☆青年経済人としての資質向上セミナーの開催
☆次代を担う力強い青少年を育成する事業の開催
☆(仮)「第35回おまつり広場」の開催
☆まちづくりフォーラムの開催
☆まちづくりアクションプランの作成