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2017年度スローガン まちを照らす希望の光たれ

 東日本大震災から6年が経過し、復興の兆しが見え始めていますが、その間にも、日本各地では、様々な自然災害の脅威に晒されています。しかし、私たち日本人の心に奥深く根付く「人と人とのつながり、人と地域の結びつき」は、その度に互いを思いやり助け合う「利他の精神」として発現し、多くの人々が率先した行動を起こし、迅速に復旧を進めています。八戸においては、東日本大震災をきっかけに生活や価値観を見直す動きが広がり、物質的な豊かさよりも精神的な豊かさが求められ始め、まちのために何かをしたいと考える市民も増加傾向にあると考えます。

 このまちで暮らす私たちは、先人たちから学び、「人と人とのつながり、人と地域の結びつき」の中に希望を見出し、常に明るい豊かなまちの実現に向け、歩を進めなければなりません。今こそ、行動を促し市民の心をひとつにするスローガンが必要です。連綿と続いてきた「ラブはちのへ」運動が伝播されることで、まちはそこに住む人の意識以上にはよくならないという考え方から、人とのつながりに公の価値が見出され、知即愛の精神から、日々住み暮らしているまちの中に新たな気づきを得ることができると考えます。市民一人ひとりの活動が放つ希望の光は小さく
とも、人と人とがつながり、人と地域が結びつくことで、地域から世界中へでも、大きな明るい希望の光を放つことができます。創立58年目を迎える本年、八戸青年会議所は市民と共に、まちを希望の光で照らす運動の展開から、「ラブはちのへ」運動を更に推進していきます。

 大きな夢を描いていくための礎となる会員拡大は、運動を更に推進する上で必要なことです。個性と魅力に溢れた会員がまちへの熱い思いを語れば、必ずや人の心を動かすことができます。会員の入会を目的と考えるのではなく、「ラブはちのへ」運動を共に推進する仲間を増やしていきましょう。また、青年の学び舎である青年会議所にとって、会員の資質向上は、組織の魅力の一つとして感じられるものでなければなりません。本年、青年会議所の会員だからこそ得られる学びの機会を積極的に創出します。そして、地域のリーダーとして明るい豊かなまちの実現を目指す私たちには、学びの機会を活用し、自己の資質を向上させなければならない大きな責任があります。

 価値観の多様化が進む現代において、子どもたちが描く将来への選択も多様化が進んでいます。子どもたちが、自身の未知の可能性を追い求め、どのような選択を行い、例え世界中のどこに居たとしても、故郷を愛していることは自身の心の拠りどころとなります。子どもたち自身が、故郷に愛されていることを実感し、故郷を知り愛することで、将来の心の拠りどころを創ります。それが、子どもたちとまちの未来を結ぶことになります。

 本年で40回目を数えるおまつり広場は、「ラブはちのへ」運動、最大の発信の場です。約300年の歴史を誇る八戸三社大祭の中日の活性化を目的として開催され、現在では毎年多くの市民で賑わう、市民参画型の事業として進化を遂げてきました。本年は、このまちの「人と人とのつながり、人と地域の結びつき」を発信し、深い郷土愛を醸成します。また、これまでの開催経験を基にした調査研究から、未来に向けておまつり広場の在り方を提言します。

 人口減少社会に際し、地方では人口の流出に歯止めがかかっておらず、生活の利便性の低下や地域経済の縮小等が問題となっており、地域間の連携が課題とされています。また、行政では、定住自立圏や連携中枢都市圏などの地域社会の構造改革が進められています。その中で、市民が交流の輪を広げ、互いのまちを知り愛していくことは、互いのまちがつながり、大きな明るい希望の光を放つことにつながります。まずは、周辺市町村の青年とともに地域間の連携を強固にし、協働で互いのまちの魅力を発信します。

 八戸青年会議所は、2019年に創立60周年の節目を迎えます。八戸青年会議所の向かうべき途を示した未来ビジョンに対し、これまでの軌跡を見つめ、これからの途を描き、60周年時には、私たちの考える新たな未来ビジョンを打ち出していかなければなりません。そして、市民の皆様から更なるご理解をいただき、明るい豊かなまちの実現に向け、共に邁進していく必要があります。そのためには、私たちが八戸青年会議所の歴史を知り、現在の未来ビジョンに対してどのような運動が行われてきたのかを分析し、準備を進めます。

 人は、理想を抱き、創造力を働かせた時に、無意識裡に取捨選択を行います。元来、妄想と言ってもいいほど、自由闊達に理想の姿を描いているはずなのに、現実の形にするための対価として、自身が捻出する労力や消費する時間の大小を、これまでの人生経験から判断し選別しています。しかし、これでは対価を小さくできる反面、自分自身の可能性を狭めていることにつながります。私たち青年が未来を描く上で必要なことは、「理想に近づくために何ができるのか」という、意識下において行う挑戦ではないでしょうか。挑戦の結果、得られるものは、見ること、触れることができないものや、もしかしたら自分以外は価値を見出しにくいものかもしれません。しかし、この挑戦は必ず私たちを大きく変えていくものです。今の自分を作っているのは過去の自分であるからこそ、青年の特権として共に大きな夢に向い、積極果敢に挑戦しましょう。

私たちもまた、まちを照らす大きな希望の光なのです。

《重点テーマ》
まちを希望の光で照らす運動の展開

《重点事業》
地域のリーダーとなる会員の拡大と育成
故郷を知り愛する青少年の育成
第40回おまつり広場の開催
周辺市町村の青年との連携と協働