womenomics

トークテーマ「まちづくりとわたし」

womenomics(ウーマノミクス)とは、woman(女性)とeconomics(経済)を組み合わせた造語です。就業する女性が増えることで、企業活動の活性化や消費の拡大といった効果が見込まれ、社会や経済が活性化するという考え方から生まれました。八戸青年会議所では、仕事や育児、家事、まちづくりと、バイタリティにあふれる女性メンバーが多数在籍しています。さまざまなライフワークを両立させながら日々を奮闘する女性メンバーが、いま考えていることとは!?そして、これからの夢や目標とは!?-。思う存分にトークしていただきます。

 

女性ならではのまちづくり視点―。

未来とSDGs

 

 

~故郷のポテンシャル~

松坂:いきなりですが、八戸のポテンシャルってすごいと思うんです。先週、種差海岸にピクニックに行ったんですね。車で20分で海に行けるのは、都会にはない魅力だなと思いました。先月末にラオスからシェフやバリスタに来日してもらって、お店で料理のイベントを開きました。その際に八戸を案内したんですけど、普段地元で生活していると気付かない八戸の魅力に気づくことができたんです。食の豊富さ、ロケーションの良さなど客観的に自分のまちを見つめることができて良かった。

久保沢:県外に出掛けたときに、食文化の豊富さを感じますよね。イカをはじめとする魚介類は特に、八戸って美味しいものが一杯なんだって。

西舘:私の地元は南部町なんですが、海がないので、山菜やキノコがたくさんですね。クレソンなんかも水辺にあるんです。豆腐で和えれば美味しいですよ。あと山に行くと動物にも会えますよ(笑)。

久保沢:八戸は、おまつりもいいですよね。えんぶりも三社大祭も、郷土芸能を子どもが喜んでくれるのが嬉しいです。

松坂:私も小さい頃から山車を引っ張っていましたよ。住宅街を練り歩き、自分の町内の山車を見てもらうのが嬉しかったです。

舘野:私は元々、久慈市出身なので、八戸の山車を見たときに「デカいなー」と驚きました。まち全体で盛り上がっているのが凄いと感じます。久慈に関して言えば、「あまちゃん」の舞台になった小袖海岸が有名です。この地域は南部弁の訛りが強く、私でも分かりづらいことがあります。久慈も八戸も同じ港町ですよね。

西舘:私が住んでいる南部町も南部弁が強いですね。

松坂:東京に行くと「津軽弁聞かせてよ」と言われて困ることがあります。同じ青森でも津軽と南部があることを知ってもらえていないです。

久保沢:私は生まれも育ちも湊なので、浜言葉を聞いてわかります。おじいちゃんたちが話すことが分からないことが時々あります。

 

八戸市根城のFlanders ~doggycafe & bar~にて

 

 

~SDGsと子供たちの未来~

松坂:八戸青年会議所に入会した理由は、中学校の同級生がたくさんいたことがきかっけですね。おまつり委員会の鶴飼委員長も同じ高校です。

西舘:私は自分の成長や仕事のお付き合いが広がればと思って入会しました。入ってから、「まちの魅力ってなんだろう」と考える機会が増えました。6月からの途中入会なので、1年目はあっという間に過ぎましたね。2年目を迎えて、子どもから「お母さん青年会議所でどんなことしているの?今度ボランティアに連れて行ってよ」と話しをされるようになりました。

松坂:青年会議所では、SDGs(注1)にも力を入れていますよね。私は昨年日本JCに出向しSDGsを知りました。今年金沢でSDGsについて勉強してきました。17の持続可能な開発目標があって、課題になっている社会現象を自分ごととして問題提起し、解決していこうという取り組みです。

西舘:お水を大事にしましょうとかっていうのもありますよね。皆できれいなお水を飲めるようにしましょうって。会社でも取り組んでいて、エネルギーや資源を大切にとか理念がありますね。

松坂:時代の流れがこうした社会問題に向かうようになっていて、起業なんかでも取り組んでいると投資されやすかったりというのはありますよね。

西舘:17の目標を色に見立てたシンボルマークもありますよね。1つ1つに色があるんです。

舘野:あれ何かと思ってました。

松坂:私のお店では、食品ロスになってしまう食材を持ち寄って美味しく料理するサルベージ・パーティと言うフードロスへの取り組みと、作り手として作る責任使う責任を果たそうという目標を持ってSDGsに取り組んでいます。プラスチックについても問題視されていますが、製品を使わなくなってしまったら、これで生計立ててる人は困りますよね。根本を絶つんじゃなく、どうしたらみんながプラスチックを海に捨てないようにするか、再利用することなどを考えないといけないんじゃないかと思います。自分事として考えるのに一番ピンとくるのはやっぱり子どもの未来かな。世界の未来とか世界を救う!と思うとすごい大ごとにきこえるけど、子どもがこれから先大きくなって大人になったとき、こんな世界であってほしいなって考えると、自分ごととして良い未来を想像しやすいですよね。

 

 

西舘:産まれてから3歳くらいまでの間に、子どもの全てができあがるみたいな話しもありますからね。自分の長女のときは、そればかりが洗脳されてるから変に神経質になっちゃって、「これはダメ」とか固定観念はありましたね。でも、色んな人のかかわりの中で生きていくのだから、全部が全部ダメとか古いとかなるのは良くないのかもって思うようになりました。JC活動に関わる中でも、子どもたちが「まちづくり面白いな」、「こういう地元にいたいな」と思えば、県外に行かないで残ってくれるのかなって。私は自分の子に、JCやりたいとか同じ仕事したいとか言われたから。

松坂:お母さんを見て自分もそうしたいって思ってくれるのは嬉しいよね。これからはいろんなことが淘汰されていく時代。八戸の未来を思うからこそ、一度外から八戸を見たほうが良い。AIとも戦わなきゃいけないし、海外から優秀な人材は来るし、こんな激動の時代に生き残れるように自分もならなきゃいけないし、子供達も生き残る力を養うことは必要だと思います。子育てする親や先生にこそ、もっとアップデートしてほしい。

 

注1)SDGsとは

持続可能な開発目標(SDGs)とは,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さないことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組む普遍的なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。

 

 

第39回八戸花火大会、会場設営中

 

~SDGsと働き方~

久保沢:今は働くという事に関しての考え方が変化してきているみたいで…私はパッションがある人と働きたいし、そういった気持ちというか「想い」がいいものをつくる為に大切だと思うんです。

西舘:奈央ちゃんの温度と働きにくる人の温度が違うんですね。

久保沢:どうしたら仕事的なやりがいと感じられる魅力がリンクするかなって思っていて、魅力があればそこに追従したい、自分もこうやってみたいって思えればそれがやりがいになるような気がするし、それができる社会であってほしいなと思います。

西舘:一人ひとりの環境や考え方があっても、経営者も働きに来ている人もやることは同じだと思うんです、ほしいものも。やり方とか考え方だったり、同じ温度というか、同じところでやろうって気持ちがあれば良いところまでできると思うんですが。

久保沢:ただ100%それを求められないところがあって、仕事よりもそれ以外のところに価値を感じるっていう社会的な価値観になってきてるのでバランスが難しいですよね。SDGs目標にもある働きがいや経済成長にも関係してくると思うので、この項目には興味がありますね。

舘野:私は17項目全てに興味がありますね。やっぱり「よくなりたい」っていうのはこういうことなのかなって。SDGsという言葉が初めてだったので、全て奥が深いと思っています。

松坂:私はSDGsの活動を自社なりに取り組んでいます。地域や社会が出来ることから少しづつ取り組んでいけば、いずれこの17の課題はクリアしていけるんじゃないかと思いますよ。

 

 

 

松坂 直子 (2019年度 運営グループ 広報委員会 H28年07月入会)

cafe&bar Soul to Soul、Deli cafe Perchオーナーとして、お洒落な空間と料理を提供。女性目線を生かしての人材育成に力を入れている。Facebook等で発信される女性目線での情報はフォロワーが多く、社業への好循環となっている。自ら起業をし、「八戸に新しい風を」と、世界各国を駆け回っている。

 

 

 

 

西舘 千里 (2019年度 運営グループ 広報委員会 H30年07月入会)

日本生命保険に務められ、地域の方々に寄り添ってライフプランの提案をしている。本人は南部町出身ながら、「やる気がある人たちのコミュニティでまちづくりがしてみたい」と、入会を希望。仕事と子育てとまちづくりに奮闘中。

 

 

久保沢 奈央(2019年度 人財育成グループ 会員開発委員会 H31年01月入会)

グランフォートのフォトグラファーとして、思い出の瞬間をカタチにしている。まちのあらゆる瞬間を切り取り、写真という価値に変える視点はまちづくりに通じるものがある。家庭では 1 児の母として子育てに奮闘中。

 

 

 

舘野 美穂(2019年度 人財育成グループ 会員開発委員会 H31年03月入会)

フェイシャルエステ、バリニーズオイルマッサージ、ハワイアンロミロミマッサージ、美骨マッサージ、WAX脱毛の技術を習得後、スプランドゥール八戸店をオープン。現状に満足せず、日々技術向上を目指し、培った確かな技術で女性の美しさをお手伝いしている。