理事長基本方針

 

 このまちを創り上げてきた先人は、未来のまちを思い、困難から決して顔を背けず、豊かなこころと強い覚悟を胸に道を切り開いてきました。今を生きる私たちは先人の思いを承継し、明るい豊かなまちの創造という大きな夢へ向かい歩みを進める使命があります。社会構造の変化に伴い、価値観の多様化が進んでいる現代において、人と人とのつながり、人と地域の結びつきの重要性が顕著になってきており、まちに良い変化を起こす豊かなこころをもった人は増加傾向にあります。私たちは、今日まで連綿と受け継がれてきた「ラブはちのへ」運動をこれからも展開することで、まちに住み暮らす人たちと共にまちを知り、郷土愛を深め、大きな夢の実現に近づくことができます。私たちの大きな夢へ向かう未来への一歩によって多くの人の共感を生み、まちとのつながりを強め、愛と希望があふれるまちを創り上げます。

■堅固な組織運営から未来への一歩を踏み出す
 八戸青年会議所が長きに亘り展開してきた運動は、社会的価値と存在感を高め、私たちの誇りとなり帰属意識を高めています。大きな夢へ向けた未来への一歩を踏み出すためには、規律をもった堅固な組織運営が必要です。その運営は私たちの運動に取り組む姿勢を正し、私たち自身に誠実な精神と共に誇りを宿し、運動の効果を最大限に引き出します。

■共感を生む情報発信
 今日の情報発信方法は多種多様なものとなり、多くの人へ伝えることができる社会となりました。時代に即した効果的な発信、情報メディアを最大限に活用した発信によって多くの人とつながる機会を創出し、私たちの運動に対する共感を得る必要があります。私たちの情報発信は多くの人の興味を引き、共感を生み出し、まちの希望へとつなげます。

■新たな同志と共に未来への一歩を踏み出す
 会員の拡大は組織に新しい風が入り、組織が活性化するだけではなく、多様な価値観をもつ者同士の新たなつながりが生まれます。新たな会員と共に活動することで互いの考えを理解する機会が生まれ絆が強まり、同じ目的に向かい共に歩みを進める同志が増え運動は更に伝播されます。まちに住み暮らす青年へ共感をもってもらうためには、全会員が運動の根幹と重要性を再認識し、熱意を伝えることが重要です。私たちは、まちへの愛をもった新たな同志と共に大きな夢の実現に向けて、未来への一歩を踏み出します。

■未来へとつながる青年経済人への成長
 社会構造の変化に伴い価値観の多様化が進み、企業の社会貢献が求められる世の中となりました。地域を牽引し次代を創る責任を担う私たちは、社会に求められる人財として自らの資質を養い、大きな夢の実現に向けて邁進する必要があります。私たちは今を生きるJAYCEEとして大きな夢の実現に向けて、周りの人と連携を取りながら信頼関係を構築し、現状分析に基づく判断力と覚悟をもって挑戦する決断力、そして未来へ向けての実行力を養うことで、時代に即した何事にも挑戦する青年経済人へと成長します。

■決して色あせない郷土愛をもつ青少年の育成
 青少年の未来は、限りない可能性を秘めています。私たちは、人を思いやる豊かなこころと困難に直面しても決して諦めない精神を、まちの青少年へ伝えていく責任があります。まち全体で育成した青少年は、人と人とのつながり、人と地域の結びつきを体感することで郷土愛を醸成することができ、将来どこへ居てもこころの豊かな大人へと成長し、著しい社会構造の変化にも対応できる生きる力を身につけます。

■まちの個性の発掘からまちへの愛へ
 先人が、日常の生活の中から創意工夫を繰り返し作り上げてきたまちの個性は、かけがえのない価値をもっています。多くの人がその個性に共感し、まちの文化や伝統となり継承されてきました。一方で情報があふれている現代、まちに点在する個性は、自らが知ろうとしなければ感じることが難しくなっていることも事実です。このまちにしかない個性をまちに住み暮らす人と共に発掘し、磨き、発信することで多くの人を魅了し、まちへの愛を醸成します。

■愛と希望あふれるまちへつなげるおまつり
 本年300年の節目を迎える八戸三社大祭は、まちの誇りです。私たちは今日までおまつりを通じて、多くの人へ運動を発信し、共感を生み出してきました。まちに住み暮らす人たちが、人と人とのつながり、人と地域の結びつきの重要性を感じている今だからこそ、おまつり事業を通じて「ラブはちのへ」運動を発信する必要があります。失敗を恐れず未来への一歩を踏み出し、まちに住み暮らす人をつなぎ、結びつけることで愛と希望があふれるまちを創ります。

■まちへの思いをつなぐ広域連携の推進
 社会構造の変化に伴い、人と人とのつながり、人と地域の結びつきが重要となり、広域連携の必要性は増しています。私たちの地域の魅力ある8市町村がスクラムを組み一致団結することで、互いの魅力に共感が生まれ、その魅力は未来へと受け継がれます。まちの状況に違いはあれど、誰しもが住み暮らすまちを良くしたいという思いに違いはありません。その思いを一堂に会し、それぞれのまちへの思いを共有することで、郷土愛の醸成から広域的な連携を推進します。

 私たちは人とつながり、地域との結びつきを感じるたびに、常にこころの中にあるまちへの愛に気が付いていきます。愛をもつことで、希望は広がり、大きな夢の実現へ向けて歩みを進めることができるのです。愛がなければ前へ進むことはできません。仲間と共に勇気をもって大きな夢に向かい踏み出した一歩は、自らの未来とまちの未来へとつながっています。愛をもって青年らしく未来への一歩を踏み出しましょう。

《重点テーマ》
●未来への一歩からまちへ希望を生み出す運動の展開

《重点事業》
●全会員で取り組む会員拡大
●未来へとつながる青年経済人の育成
●決して色あせない郷土愛をもつ青少年育成事業の開催
●このまちに住み暮らす人と共に郷土愛を深める事業の開催
●第43回おまつり広場の開催
●8市町村の連携を推進する事業の開催
●第64回全国大会東北八戸大会5周年記念式典の開催