私のラブはちのへ

私の「ラブはちのへ」 vol.8
杉澤惟成

Q.このまちの好きなところはどこですか?また、好きになった経緯を教えて下さい。

A.私は自分が生まれ育ったこのまちが好きです。自分が成長するうえで経験したこと、体験したこと、見てきた景色が思い出として残っているからです。
子供の頃に祖母に手を惹かれて歩いた中心街の街並み。子供ながらに祖母の買い物に付き合って街に出たら、「何か買ってもらえるんじゃないか」というワクワク感。喫茶店で飲んだクリームソーダの味。そして、歩き疲れた体に心地よく眠りを誘うバスの中。
どこが好きだという明確な理由もなく、何気ない1日の思い出が沢山詰まったこのまちが、私は大好きです。


Q.最近、八戸の魅力で新たな発見、再発見したことはありますか?

A.最近発見した魅力は、子供たちの礼儀の良さです。
ソーシャルメディアの発達によって、コミュニケーション能力の低下や、コミュニティの弱体化が謳われている現代ですが、それでも尚、近所で見かける子供たちは「おはようございます」を、仕事で学校に訪れた時には「こんにちは」「お疲れ様です」をしっかり言います。
見知らぬ人に挨拶をすることが少なくなった今だからこそ、こういった挨拶が人の心を動かすのではないかと感じます。そんなことを考えさせられた子供たちや学校教育も、都会では表せない地域の魅力だと思います。


Q.このまちを活性化させるためには何が必要だとおもいますか?

A.このまちの活性化には、住み暮らす人々の気づきが必要だと思います。どんなきっかけでも構わないので、自分がまちを好きであることに気づく必要があります。その気づきこそが、まちを思い、考える一歩になり、興味を持つことへとつながります。興味を持てば自ずと調べたり、触れたりする。まちの活性化は興味関心からくる行動の先ではないでしょうか。
「まちがこうなればいいのに」なんて思う人が増えるだけで、まちはどんどん良くなると思います。人の数だけ可能性がありますから☆