時代は大きく変化し
私たちも、未来への礎を築く、確かなる一歩を踏み出す時を迎えている。
スマートフォンやAIをはじめとするデジタル技術は、私たちの生活に深く溶け込み、便利で効率的な仕組みは、もはや当たり前なものとなっている。誰もが簡単に情報を得られる時代となり、多様な選択肢の中から自らの道を選べるようになったことで、人々の生き方は、かつてなく自由に形づくられるようになった。
こうした変化は文化や伝統にも及び、時代に合わせて新しい技術や手法を取り入れながら表現され、ソーシャルメディアやSNSを通じて、日本国内のみならず世界へと発信されている。これまで培われてきた日本らしさは、新しい感性や技術と結びつき、従来とは異なる姿で新たな価値を生み出している。
八戸青年会議所は、創立65周年、スローガン「ラブはちのへ」誕生50周年を経て、未来への礎を築く、確かなる一歩を踏み出す時を迎えている。数年前から本格的に浮き彫りとなった課題である会員数の減少、それに伴い予算規模は縮小し、従来の形では運動を展開し続けることが困難な状況となっている。
今、私たちは、運動に必要な資源を自らの力で生み出すことで、持続的に展開し続けられる仕組みを確立し、次世代へと継承していく必要がある。そして、市民が心から参加したいと感じ、このまちの未来に積極的に関わりたいと思える質の高い運動を展開していくからこそ、このまちに欠かすことのできない価値あるものとして、私たちの想いは伝わっていくのである。
時代が大きく変化しても、私たちの運動の根幹は変わることはない。それは「まちはそこに住む人の意識以上には良くならない」という考え方と「知ることは即ち愛することである」という知即愛の精神に基づく「ラブはちのへ」運動である。
この変わらぬ想いがまちに届くとき、市民の心は動かされ、共感は行動へと変わる。まちへのあふれる想いを言葉にする人、明日への希望を語る人、未来に向けて一歩を踏み出す人、その多くの想いが重なり合うとき、大きなうねりとなってまち全体を躍動させる。
市民は、まちに可能性を感じ希望を抱くことで、自ら行動を起こし、その先に確かな誇りが生まれ、このまちは愛であふれていく。
未来への礎を築く本年、私たちの想いが伝わる運動から、このまちに希望を示し、まちへの誇りを生み出していこう。
私たちが運動を展開し続けていくためには、会員の拡大は欠かせない。会員一人ひとりのまちへの想いに共感し集った仲間との確かな絆を育むことで、運動の大きな推進力となる。そして、多くの仲間が集う組織には、まちへの希望を示す無限の可能性が切り拓かれていく。新たな仲間と共に想いをひとつに、このまちに誇りを生み出していこう。
八戸青年会議所の運営は、いつの時代も組織の揺るぎない誇りとして継承されてきた。時間を遵守し、品格を重んじる規律ある運営は、会員の心を動かし、帰属意識を高め、主体的な行動を生み出す。また、私たちの想いが伝わり、まちのために主体的に行動する市民を増やすためには、周囲を巻き込む力を育む必要がある。私たちの主体的な行動と、周囲を巻き込む力が重なり合うとき、運動の価値は最大限に高まる。
子どもたちの可能性は無限大である。画面を通じた文字だけの会話が当たり前となり、自らの言葉で会話することが減少している。そのような時代だからこそ、自らの経験を糧とした言葉を通じて、人との関係性を築く力を養い、自分の選んだ道を歩み続けることが大切となる。子どもたちが大人になったとき、故郷で培われた経験が自分自身の支えとなっていると実感することで、やがては故郷への誇りへとつながっていく。子どもたちの未来が拓かれるとき、このまちの未来も切り拓かれる。
市民の誇りである八戸三社大祭において、自分たちにも何かができるのではないかと考え取り組みが始まったおまつり事業は、歩みを止めることなく想いは継承され続けてきている。私たちの想いが最大限に伝わるおまつり広場は、このまちの夏を非日常の特別な高揚感で包みこみ、世代や立場をこえた人と人とのつながりが生むまちの一体感から、まちへの可能性を感じ、市民の心は動かされる。このまちにしかない貴重な時間は、市民がまちへの希望を抱き、誇りを生み出す瞬間である。
日本の文化や伝統、四季折々の風景、それぞれの地域がもつ人々の暮らしに根ざした魅力は、これまで以上に世界から注目を集めている。このまちにも、誇るべき魅力があふれている。市民がその魅力を自ら発信し、外からも認められることで、このまちに新たな可能性を感じることができる。そして、市民の想いが行動へと変わり、新たな魅力を生み出すとき、それはこのまちの確かな誇りとなる。
自分の考えを言葉にするだけなら、相手に伝えることはできる。
しかし、自分の想いが伝わるには、相手に理解され、心に届かなければならない。
想いが理解され、心に届き、共感を得られたとき、人は行動を起こす。
そのときこそが、価値ある運動として想いが伝わった瞬間なのである。
私たちはこれまで、家族との大切なひとときを、自分自身の貴重な時間をこの活動に注いできた。
その先には必ず、市民の笑顔や感動を生み出し、このまちにとって欠かすことのできない存在であると実感できる瞬間があったはずだ。
私たちがやっていることは、大切な人たちが住み暮らすこのまちの未来を支えている。
だからこそ、自分たちに「プライド」をもとう。
その「プライド」こそが、次の一歩を踏み出す力となり、このまちの未来を創り上げるのだ。
《重点テーマ》
「プライド」を胸に、市民がまちを誇れる運動の展開
《重点事業》
● 全員で取り組む会員拡大の実施
● 故郷への誇りへとつながる青少年育成事業の開催
● 希望を抱き、まちへの誇りを生み出す第46回おまつり広場の開催
● 誇りとなるまちの魅力を発信する事業の開催
● 第46回八戸花火大会の共催
● 第55回アオモリサマーサミットin八戸への協力












