Q.このまちの好きなところはどこですか?また、好きになった経緯を教えて下さい。
A.私は子供の頃、八戸市の隣の五戸町というところに住んでいて、夏は神楽を舞い、冬はえんぶりを摺っていました。大人になって改めて八戸の神楽やえんぶりを見た時、その勇壮さに心を揺さぶられました。このまちの祭りに注がれるエネルギーの質量が好きです。
また、約30kmにわたる海岸線の情景は、工業港、商業港、漁港、自然溢れる種差海岸が目まぐるしく移り変わります。その移り変わりのダイナミックさも好きです。
Q.最近、八戸の魅力で新たな発見、再発見したことはありますか?
A.八戸の食材の魅力がアピールされることは多いと思いますが、食材だけでなく、このまちの料理人の魅力もより知られてほしいと思います。このまちには、長く続く名店もたくさんありますが、あらゆるジャンルの若手料理人がチャレンジする土壌もあるのだと思います。個人的には、洋食分野の若手料理人たちによる活躍が面白いと思います。
Q.このまちを活性化させるためには何が必要だとおもいますか?
A.何をもって活性化と定義するかは人それぞれですが、若者や子育て世代が少しでも多く定着するという点からは、大学・専門学校の誘致(特に中心街に近い場所への誘致)と、卒業後の就職先となるべき企業の誘致を提言したいです。
また、賑わいの創出という点からは、シャッター街のリノベーションプロジェクトがより積極的に推進されることを願います。例えば花巻市のマルカン大食堂や、新潟市の沼垂テラスなど、古さと新しさが同居する形のリノベーションにより、世代を超えた賑わいの創出につながるのではと思います。