Q.このまちの好きなところはどこですか?また、好きになった経緯を教えて下さい。
A.海と山、其々の恵みがあることです。特に食の面においては並々ならぬポテンシャルを秘めている地域だと思います。海産物をはじめ、多種にわたるブランド肉、ブランド農産物が容易に手に入る環境は素晴らしいと思います。実際に都内出身の仲間や取引先の方々は八戸の食文化のレベルに驚嘆し、何度も足を運んで頂いております。加えて、夜の中心街の雰囲気は独特のものがあります。中心街各所から灯りがこぼれ、美味な酒と肴に舌鼓を打ち、仲間と共に過ごす時間はかけがえのないものです。
Q.最近、八戸の魅力で新たな発見、再発見したことはありますか?
A.八戸はアクティビティが高い地域だと思います。ゴルフ、サーフィン、サバゲ、クライミング、キャンプ、ウィンタースポーツを始めとする、各種スポーツやアウトドアの環境に優れる一方、各種団体が主催する伝統文化に触れる機会もありますし、芸術や音楽に関しても土壌がある地域です。また、南部藩を主体とする文化施設も各所にあるため、民俗学的な目線からの楽しみ方もできる地域だと思います。何かしたいが即できる環境があることに最近気付きました。
Q.このまちを活性化させるためには何が必要だとおもいますか?
A.折角、これだけのポテンシャルがある地域に関わらずそれらを活かす施設が乏しいところだと思います。例えばサーフィンに関してもそれを行う拠点が他地域に比べ皆無ですし、今は市民の方々の創意工夫や情熱に支えれている点が多すぎると思います。このコロナ禍で停滞している面を考えれば、観光面にしてもコロナ禍明けにスタートダッシュできるのか不安です。観光的戦略に焼き直しばかりの政策ではなく、新しいこの地域の魅力に注力をして行かないと、この地域が活性化するどころかジリ貧になってくるのではないかと考えております。